ピー太郎がペットショップから我が家に来たのは2003年の12月18日。
まさに寒い冬の時期でした。
右足にシルバーの足環をしていて
刻印された生年2数字を見たところ2002年生まれの個体だということがわかります。
ペットショップに2年近く居た子だと店員さんが言ってました。
その間ケージから出してもらったことも
店員さんの手に乗ったこともない子でした。
ピー太郎にとって、ケージから出ることも、飛ぶことも初めての経験。
やっとフラフラ状態で飛ぶことが出来るようになっても着陸が出来ず
外の明るさに向って突進するから窓ガラスにバンバンぶつかり
空中でカーブすることが出来ないから壁にぶつかって床に落ちるなど
ケージの外の世界に慣れるまで大変でした。
ペットショップの屋内しか知らなかった子なので
初めて一緒に昼間の外出をした時は
屋外の明るさと存在するものすべてに驚いて
キャリーの止まり木から落ちまくり。
キャリーの中はフンとおしっこだらけで
しばらく全身の震えが止まらず怯えていました。
食事の面でも
ペットショップではラウディブッシュのペレットだけだったので
食べるものすべてが初めてのものばかり。
言葉に関しては
ペットショップで「おはよう」と「こんにちは」の言葉を覚えたようです。
我が家に来たばかりの頃は様々な動物の声を真似していて
目をつぶって聞いているとペットショップにいるようでしたσ(^_^;)
ちなみに家ですぐに覚えた言葉は「ぴーちゃん」でした。
性格も荒いし、雄叫びもすごい。
少しでも手を出そうものならすぐに噛み付いてくる。
産まれて半年くらいの子ならともかく
2年もペットショップ暮らしで、ケージから出ることもなく
クリッピング(羽を切る)もしていない気荒なボウシインコを
手乗りにするには相当な時間がかかると感じていました。
実際にピー太郎が手に乗るようになったのは
我が家に来て半年が過ぎてからのことでした。
絶対にピー太郎を手乗りにするという強い信念があったので
毎日ピーちゃんとコミュニケーションを取りながら
少しずつ距離を縮めていきました。
絶対に手乗りにするというのは
あくまでも私の考えであり
たとえ手乗りでなくても
お話しながらコミュニケーションを取ることで充分だという考えの方もいると思うし
接し方、愛し方も飼い主さんそれぞれ違うと思っています。
またケージの中にいる時間が多い子の方が
お話上手だというのはよく聞く話ですし
どっちがいいかは飼い主さんの価値観によって違います。
私の場合、ピー太郎が手乗りになったことで
距離が縮まり生活が一気に変わったと実感しています。
どのようにピー太郎が手乗りになったのか、
その過程を話すと果てしなく長文になりそうなので
また機会があれば書きたいと思っています。